Villa Reborn Story

- ヴィラ・リボーン物語 -

島の岬のその先に、ちょうど灯台が建つようなその丘に、小さな家がありました。

半世紀前に建てられたその家は、

誰からも見放され、朽ち果てる寸前で誰もがその修復を

あきらめていたのです。

平成25年

海をこよなく愛する、ひとりのヨット乗りがその岬とその家に

こともあろうに恋におちてしまったのです。

「こんなすばらしいロケーションは世界中探してもそうあるものではない。

朽ち果ててはいるが家のシルエットもいい。

なんとかこの地と家を甦らせたい。

ここは、心身の再生と進化の場・最良のパワースポットとして活かされる場所だ。」

「無謀だ・あきらめろ・やるなら家を潰して建て直せ」

という声を押し切って

「この朽ち果てた家をそのままに、建て直してこそ意味がある。シーズンを重ねたことには価値がある。

「50年、岬で風雪に耐えたこの家を甦らそうじゃないか」と

男は、地位も仕事も投げ捨てて、リノベーションをたった一人で始めたのです。

そう恋におちてしまったのですから・・・

たった一人で荒れ果てた家の中に寝袋を持ち込んだのは平成25年12月19日のことでした。

ところがそのプロジェクトはやがて

インターネットを通して世界中の若者の胸に響きはじめたのです

平成26年の夏からドイツ、フランス、ハンガリー、アメリカ、イギリス、カナダ、イタリア、デンマーク、オランダ

チリ、アルゼンチン、オーストラリア、タイ、スイス、ニュージーランド、チェコ、フィンランド、ポーランド、トルコ、

台湾、香港、シンガポール、イスラエル、ベルギー、日本

25カ国85人の若者がやってきてさまざまなドラマが生まれ、

苦節二年若者の成長と共に遂にその小さな家は岬の丘に

誇らしげに海を見おろすまっ白な洋館として再び立ちあがったのです。

そして【Villa Reborn】(ヴィラ・リボーン)と名付けられました。